■「こころのアリカ」のSS
【←4】 5. トゥルルル ふいに、電話の音が聞こえる。 「ちょっと電話行ってくる。橘さんはここでくつろいでいていいから・・・」 「あ、ちょ、ちょっと。」 ふらふらと立ち上がろうとする和也を支える。 「私が行くから、夏目君はゆっくりしてて。ね?」 数秒、和也は考え込むが、 「じゃあ・・・頼んでいいかな?」 「うん♪」 ちょっと小走りでありかは階段を駆け下りた。 【→6】